ゲーム公開「チョコチップクッキー戦争」

投稿者:            mini mosmoss 投稿日:2017/04/01 09:18



アドベンチャー、お話読み進めタイプのゲームです。
結末は固定で、どのくらいの量を読むかはプレイヤー次第…という感じです。



この記事では、キャラクター・用語・舞台解説などをしていきます。
ネタバレもありますが、そんなに深刻なものはありません。
長いですが、自重せずにいきます。

当記事で使用しているキャラグラフィック画像は、
ゲーム内と同じで 三日月アルペジオ 様のものです。
ゲーム紹介目的でのwebサイト掲載可能の利用規約に従い、画像を使用しています。

「キャラクター編」

ゴトウ・セイコ
本作の主人公。
祖父が教える道場でカラテを学び、近所の不良相手に実地訓練を詰んだ女子高生。
シルバニア王国では、魔法というものに興味を持ちつつ、自分が使えないことには少しがっかりしている。
言葉をしゃべる動物(モンスター)の存在が嬉しく、基本的にかわいいと思っている。
また現代日本への帰還は当初から半ば諦めている。
現代日本では、ユウコ、カメダと幼馴染の関係にある。
名前の由来:伊○製菓から。
最初は、セイカという名前だったが同盟の和菓子屋さんがあることを知って変更になった。
今更だけどイトウでもよかったかなと思う。
使用魔法「ロンギンビスの槍」の名前の由来:
ロンギヌスの槍と老舗ビスケットめーかーのギ○ビスから。
サクサクし○チョ○コーンが好きだが、盛り込めなかった。
ア○パラガスでなんとか。
ちょこっとだけ、○べっこど○ぶつも登場するかもしれない。


クレア・ファイルヒェン
武人気質の女性。騎士なのかは不明。
剣の名人に師事して剣術を学んだが、本人曰く才能はないとのこと。
剣で一人前になるなどの師匠孝行をする前に、師匠をなくしたことを悔やんでいる。
人を助けるうちにエターナルフォレストに流れ着いた。
ミッシェルバッハ家に雇われて、兵士を統率している。
名前の由来:
クレアは、イラスト配布元で作者様より授かった名前。
ファイルヒェンは、高級クッキーブランドのハプ○ブルグ・ファイルヒェンから。
なんとなく格好よかったのと、意味がスミレで髪の色に似合ったのと、クリアファイルみたいできちんとしたイメージに合致したから。
エンディングではク○アおばさん的なエピソードが。
この方はス○ラおばさんと組ませたかった。ちなみにクレ○おばさんのクッキーもあるそうです。
使用武器の細剣グリークはグ○コから。

サルビア・サブレヴァニーユ
セクシーお姉さん的な魔女。爆発の攻撃魔法を使う。
今回の敵の大将とは因縁がある。
その因縁が元で、エターナルフォレストで活動している。
本人曰く、屋敷の居候だが、実はマリエッタの魔法分野での家庭教師でもある。
魔法は力の大きさに比例して制御が難しく特別な教育と多額の教育費を必要とし、中流家庭までは親子の縁を切って、専門院で教育を受けるのが一般的。
貴族や金持ちの子息の場合は、別荘などで、家庭教師をつけて制御訓練を行う。
名前の由来:
サルビアは、イラスト配布元で作者様より授かった名前「緋衣草の魔女」より。緋衣草=サルビア
サブレヴァニーユはバニラ味のサブレ(クッキー)のフランス語(?)で、語感がよく呪文ぽいから採用した。
サルビアの花言葉に家族愛があり、台詞に困った時などはここからネタをとった。

マリエッタ・ミッシェルバッハ
チロル支部の若きリーダー。
貴族令嬢で、チロル支部の拠点である屋敷はこの人の家の別荘。
セイコより若いのではないかと思われる。
雷撃の魔法を使う。
雷撃を回復魔法として使う雷撃活性療法は、マリエッタがいうほど一般的なものではなく、効果を維持して痛みを軽減するのが難しく研究が進められている。
この世界では魔法は基本的に一人一属性しか使えないが、他の属性の魔法について学ぶほど戦闘などで有利になる。マリエッタはこの、他属性座学を得意とし、専門以外の魔法式にも興味がある。そのため移動魔法の式も読めたりする。
火属性のサルビアを家庭教師に望んだのも、そうした知的興味のため。
名前の由来:
マリエッタは、イラスト配布元で作者様より授かった名前。
ミッシェルバッハは、同名の高級クッキーブランドから。
ちなみに、レジスタンス夜のマリエッタと語らう場所に咲く薔薇は、ミッシェ○バッハの看板商品であるク○キーローゼスを暗示している。
マリエッタ(イタリアっぽい)ミッシェル(フランスっぽい)バッハ(ドイツっぽい)から、チロル(スイスっぽい)地方という名前が決まった。

レイバン・フォーチュン
移動魔法の使い手。今作の敵の大将である。
サルビアと同じ魔法院(孤児院のような、魔法学校のようなところ)出身。
昔はサルビアと仲が良かったが、何があったのか、すれ違って今に至る。
ブルーフェニックスを手懐けることに成功したり、大規模転送陣を書けたり、ブルーリボンでは実力が認められ、未来を期待されていたが、今回の失敗でエリートコースからは外れそう。
名前の由来:
レイバンは、イラスト配布元で作者様より授かった名前。
フォーチュンは、フォーチュン・クッキーから。
ボス戦どうしよう→フォーチュンクッキーの替え歌でいっかとなり、そこからキャラ作りしたため、性格の基盤の弱いキャラクタかもしれない。
使用魔法の「カーソル」「クリッカー」の由来:
日本で大流行したブラウザフリーゲーム、クッキークリッカーから。

ステラ・リー・ペンダンクル・ハルナ・シルバニア
シルバニア王国の王族の姫君で何かしらの大規模攻撃魔法を使う。
ロラン王子の呪いを解く方法を探して、お忍びでチロル城に滞在しているところを、ブルーリボンに狙われ、クレアに助けられる。
行動を共にするうちにクレアのことを気に入り、直前に裏切りにあったこともあって、誠実なクレアを自分の手元に置きたいと思うようになる。
名前の由来:
ステラはクッキー専門チェーン店ステ○おばさんから。
リー・ペンダンクル・ハルナ・シルバニアは、リー・ダンクル(実在のステラおばさんの思い出を日本でクッキーブランドにしようと思った人の名前)、ペンシルバニア(ステラおばさんとリー・ダンクルさんの故郷)、ハルナ(ハリセンボンじゃねえよ!)から。

シスター・ゴトー
修道院の院長だが、修道院外からも深い尊敬を集めている。
それがこの人の作るクッキーが美味しいからなのか別の理由があるからなのかは作中で明らかになっていない。
過去に竜を飼っていたり、クッキーモンスターを恐れないなど、ただ者でない感じを感じ取れなくもない。
本作以前に、セイコと面識があり、信頼関係を築いているようである。
ゴトーは宗教的な聖人の名前で、シルバニア王国の人名としては珍しいものではない。
名前の由来:
チョコチップクッキーのミス○ー・イト○から。

ロラン王子
魔王の呪いにかかった人。
よく寝ている。
ロランは、イラスト配布元で作者様より授かった名前。

ユウコ
セイコの幼馴染。
セイコとは違って、女の子らしい方向に成長している。
料理や菓子作りなどが趣味とはいえ、自宅の調理場は少し本格的過ぎないだろうか…。
名前の由来:
なんとなく。
ソノコとかにすれば、サシスセソが揃ってちょうどよかったかもしれないが後の祭りである。

カメダ
セイコの幼馴染。
セイコのじっちゃんの道場に通っていたが、カラテにはのめり込まなかった。
黒帯をとったが、それ以上の向上心はないようで、セイコに万年初段の万年亀田君、などと呼ばれても大して気にしていない。
名前の由来:
亀○製菓から。作者はぽ○ぽ○焼きが大好き。

クッキーモンスター
ブルーリボンにチョコチップクッキーで手なずけられて、いろいろ働かされている熊型モンスター
最近では、クマッキーという親しみやすい名称でブルーリボンのマスコットキャラクターにしようとブルーリボンの幹部はたくらんでいる
クッキーモンスターと呼ぶのは、レジスタンスなどだけらしく、本人たちもセイコも正式名称は知らない
ブルーリボンのチョコチップクッキーで満足していることなどからマリエッタは馬鹿舌熊と呼んでいたが…?
強力打撃系のセサミストロング、全体そよ風魔法のセサミストリームを使う
個体差があるが、人語を理解し話すこともできる
野生では砂岩などを食べている模様
名前の由来:
セサミストリートのクッキーモンスターから
エルマーはエルモから

ブルーフェニックス
とても強い鳥のモンスター。
ブルーリボンが手懐けるまでは伝説のモンスターと言われていた。
シルバニア王国では、幸せを求める者に手を貸すとか、幸福な男女の元に訪れる、と言われ、結婚式の引き出物を始め多くのラッキーアイテムにこのモチーフは好んで使われる。
レイバンがどのようにブルーフェニックスを手なずけたのかは不明であるが、この成果にブルーリボン幹部はとても気を良くした。
なぜなら、ブルーフェニックスはとても格好いいからである。
名前の由来:
モチーフは少しチルチルミチルの青い鳥も入っているが、
ステ○おばさんの公式HPを見ていた時に見つけた、ディスティルフィンク、という鳥モチーフがメイン。
愛と幸福を象徴し、母性愛、保護、生命の樹の象徴でもある、とのことから、図書室のシーンに模型を置いた。



「組織・場所編」

ブルーリボン同盟
伝統と格式の老舗菓子職人ギルド。
シルバニア王国を中心に、貴族向けの高級菓子の他、大衆向けに安くて美味しい焼き菓子を多数、生産・販売している。
20年前から販路拡大などのために商人ギルドの菓子問屋部門と統合した。
10年前に方針変更があってから、自社製品の専売契約を結んだ小売店を多く持つことに力を入れるようになった。
この新方針のため、シスター・ゴトーのチョコチップクッキーを一般人が店で買える機会は少なくなった。
名前の由来はブル○ンから。制服の水兵服は、作者が大好きなア○フォートをイメージ。様々なグラフィック上、シナリオ上の都合があり、敵役となったが、これがレジスタンス名になる可能性も高かった。

エターナルフォレスト
ブルーリボンと専売契約を結ばなかった、あるいは結んだ契約を守らなかった、彼らの商売を妨害した、などのために、ブルーリボンから制裁を受けた者を保護する組織。
基本的には自分達から攻撃を仕掛けない穏やかな方針のため、ブルーリボンの強引なやり方をよく思っていない程度の者からも協力を得られることがある。
しかし、ブルーリボンに比べると、財力・武力・政治基盤などは弱い。
同じような組織が自然発生的に各地にできているが、連携はまだ十分に取れていない。
名前の由来は○永から。エターナルという単語はゲーム製作者にとっては縁起が悪いが、あえてエターナらない、という強い意志を込めて採用した。また、敵役になる可能性もあったが、マリエッタをマリーと呼ばせるエピソードを思いついたために、マリービスケットが有名な森○は必然的にレジスタンス名になった。

シルバニア王国
セイコがやってきた魔法のある世界。
この国の外の国や地域もあるのだろうが、セイコには情報が入ってきていない。
そのくらいこの国が広大であるとか、強大であるとか、平和であることの証…かもしれない。
王権あり、貴族あり、議会制政治あり、神話や聖人・聖女伝説を基盤にする宗教あり。
他国との戦争・大きな内紛は今のところなし。
シルバニア王家(ファミリー)が統治する。

チロル地方
本作の舞台となる地域。
王都から離れた田舎だが、神話の舞台となった湖を囲む古くからの上流階級の別荘地があり、上質な文化がある。
戦禍を逃れたため、古城が多く残る。

チロル城
チロル湖のほとりに佇む古城。
シルバニア王国以前は、チロル地方を治める王の居城だったが、その後、地元名士に降格した元チロル王と、シルバニア王家の派遣した新領主が合同政治を行う領主館になった。数度の反乱ののちに元チロル王家は引越しを命じられ居住地を変えた。時代を下るごとに中心地が遠のいたため、領主館の機能は中心地の新領主館に移された。それでも、この城をブルーリボンが買い取った時には、この地方の人たちは衝撃を受けた。今回の事件をきっかけに、チロル城がシルバニア王家のものになり、ミッシェルバッハ家という古い貴族の管理下に置かれたことは地元の人にとっては少しほっとした出来事だった。
マップは、本物のチロル城を参考にしようとしたものの、資料が少なかったため断念し、フランスのシヨン城をモデルとした。
シヨン城を選んだ理由は、部屋の種類までわかる内部の間取りがあったこと、地上4階で適度な部屋数、外観が所有しているマップチップで再現できそうなことなどが挙げられる。結局内部は再現できなかったものの、湖畔の城という個性をつけられたのは良かったと思っている。

聖母キャスケット修道院
ホワイタイン地方にあるシスター・ゴトーがいる修道院
この修道院が作るシスター・ゴトーのチョコチップクッキーは美味しく、安くてあまりにも有名。
名前の由来は、ミ○ター○トーの母さ○ケット、カル○ットから。
シスター・ゴトーのチョコチップクッキーは、もともとは菓子問屋の仲介の下、シルバニア王国に広く流通していて、生産拠点も多く築かれていた。
ブルーリボンと統合した問屋の方針変更により、この流通は絶たれ、各地の生産拠点は閉鎖された。
今では遠方から買い付けに来る小売店店主や個人観光客で修道院の直売所は毎日賑わっている。
セイコが以前にした何らかの進言がこの修道院の観光収益を増やしたようで、修道院の尼さんたちはセイコを可愛がり、仕事を張り切っているようである。
一時期、ブルーリボンと思われる組織からから度々の襲撃を受け、これを撃退していたが、最近は襲撃はないようである。
マリエッタは、チロル城の転送陣の規模や機能などから、大規模な修道院への襲撃計画があったのではないかと疑っている。
アヒルに話しかけると煙の形が変わる。

小さく美しき玉の祠(ほこら)

聖母キャスケット修道院が管理する魔法跡のおさまった祠の一つ
魔法跡というのは昔の偉大な聖人や魔法使いが残したもので、
俳人が名跡で詠んだ俳句が石に刻まれているのとちょっと似てる。
優れた魔法使いは、旅先で景色や人情に感動した時に、詩を起こすように、美しい魔法を作り、それを永久機関にすることができる。これを魔法跡と言って、効果があるものやないものがある。
その魔法跡を守ったり、危険な力を封じたり、鑑賞したりするために祠が立てられる。
聖母キャスケット修道院が管理する太古の森は、昔から多くの魔法使いを魅了してきたため、管理しきれないほどの魔法跡があり、一般人にとって危険な森である。
そこに安全で魅力ある観光登山ルートを通して、観光収益を上げ始めているのが最近のキャスケット修道院である。
小さく美しき玉の祠は、表向きは効果のない魔法跡ということになっていて観光登山ルートに組み込まれているが、その実は…
名前の由来:
○スター・イトーの工場がある、小美玉市から取った。
いい名前だと思って調べたところ、小川町、美野里町、玉里町が合併した、比較的新しい造語の地名であることがわかった。
小川、実りを意味する雀、時空の千里をつなぐ玉の道、などを取り入れた。
ちゅんは4羽放してある。4の倍数だけレイバン・フォーチュンになる雀も作ったがイマイチだったのでお蔵入りした。

セイコの部屋
いろいろ変なものが置いてある。
4つのどれを帰りのポータルにしようか悩んで置いてみたところ、その変な感じが何だか笑えたのでそのまま採用した。

真エンドのマップ
ゲーム登録可能マップ数10、各マップ登録できるマップチップ数4をほぼ使い切ってしまい、後一枚のマップチップで何かできないかと思って、作ったマップ。
なぜその人があの人になってしまったのかはこの世界に挑戦する話なので触れられませんが時空の歪みは、あります!
なぜあの人があそこにいるのかは、あの人のセリフの元ネタ作品がヒント!
なぜ、セイコはそこへ行こうと思ったのか、それはシスター・ゴトーのセリフがヒント!
セイコの魔法はこの人にもらったという設定。


あとがき

この作品のタネの「ハゲだけど異世界を救いたい」というゲームは、
ヒロインたちの個性を控えめに描写することで、
主人公の格好よさと作品のテーマをよりシャープに際立てたせています。
本作では、ヒロインたちに個性をもたせて、モテモテ女性主人公で…、
という企みがありましたが、ヒロインたちを立てると、主人公が立たず、
また原作のパロディ作品として落とし所がなくなるという問題もでてきました。
原作と似たオチにするために、セイコのチョコがまずいと言われるとか、
受け取ってもらえないとか、TRUE ENDだけ美味しいと言われるとか、
そういう設定を最初に考えたのですが、うまくいきませんでした。
結局、最後はハッピーではあるものの、少し、不満が残るような、
前半の流れから自然とギャルゲーのような告白→成就を想定した人は裏切られ、
むしろチョコをあげる人は主人公以外の人と深く繋がっている、
繋がっていくという孤独感をTRUE END以外では少し感じると思います。
女子だけの世界が少し崩れ始める不安感という切り口で、
バレンタインデーというイベントにかなう話になっていればいいなと思います。

コメントする

コメントするには、ログインする必要があります。

コメント一覧

コメントはありません。