【紹介】夏の課題図書(怪談)
投稿者: mifa 投稿日:2014/07/29 10:16
こんにちは、mifaと申します。
他作品をご覧くださった方、ありがとうございます。
コメント、反響等、励みになっております。
はじめてのかた、どうぞよろしくお願いいたします。
暑さで、ゲーム作りを投げています。
本日は、気まぐれに、夏にぴったりの、ホラー小説をご紹介します。
【その1】 「嗤う伊右衛門(わらういえもん)」京極夏彦著
~走り出した衝動 もう止まらない♪~
古典怪談「四谷怪談(お岩さん)」をモチーフに、大胆な解釈で描き出した、長編ミステリーです。
ツンツンのお岩さん(デレはない)と、不気味なまでに、誠実な伊右衛門の、
まさかの、純愛ラブストーリーです。
物語に入り込んでいると、ラストが、どこか感動的なシーンに思えてしまうことが、
一番のホラーかもしれません。
また、グロ・暴力描写に注意です。
悪役が、非道で外道なこと、この上ないので、
登場人物が、心理的&物理的に、いびられ、いじめられ、しいたげられますので、ご覚悟ください。
だからこそ、不器用な二人の心模様が、いじらしく、美しくうつるのかもしれませんが。
同シリーズ、「復讐奇談安積沼(幽霊小平次)」がモチーフの、「覘き小平次」、
「番町皿屋敷(お菊さん)」がモチーフの、「数えずの井戸」も快作ですが、
不覚にも泣いたのは、この本ですね。
ホラー度は、低いですが、人間のえげつなさ、怖さは、ピカイチです。
【その2】 「鬼談百景」「残穢」小野不由美著
~そいつはホラーだ!わからないのか!~
十二国記シリーズで有名な、作者さんの、ガチホラーです。
「鬼談百景」は、「新耳袋」(木原浩勝、中山市朗著)で確立された、
投稿っぽい現代怪談のスタイルで、短い怪談がつまっています。
「残穢」は、その続編というか、派生した悪夢みたいな感じです。
「鬼談百景」にまつわる、怪現象を、調査・遭遇する、作者のルポ形式なのですが、怖い。
主人公が、怪現象に対して、常に、冷静で懐疑的なので、
グロ描写や、ヒステリックな展開がなく、淡々とつづられていくため、安心です。
どこまでも、剛の者の主人公に、頼りがいさえ感じますが、怖い。
この本は、言うなれば、蓄積型のホラーです。
さながら、的確に撃ち込まれるジャブのように、側面から、じわじわ効いています。
不幸の手紙とか、リングとか、感染系のホラーが苦手な人は、読まないほうがいいかも。
後に、呪われた感じが、残りますから。
ホラー度は、高めです。あわせて読むと、なお怖くてよろしいです。
【口直し】 「ねないこだれだ」(検索ワード)
~ホラーだと思った?残念、コラでした!~
多くの幼児に、トラウマを植え付けた、伝説の絵本「ねないこだれだ」。
絵本そのものの紹介では、ありません。
「ねないこだれだ」で、画像検索してみてください。
ホラーで冷え切ったあなたを、全力のくだらなさが、癒してくれることでしょう。
あと、書籍なら、京極夏彦さんの「旧怪談」(ふるいかいだん)も、ふざけてて、おすすめ。
〇余談〇
・ホラーゲームも、大好きです。ストーリーが、秀逸な作品が多いと思います。
ちなみに、零シリーズが好きで、3作目「刺青の聲 (しせいのこえ)」は、号泣しました。
・ひとそれぞれに、泣き所、ぐっとくるポイントってありますよね。
・これは泣けたという、ホラーものがございましたら、ぜひ教えてください。
・ちなみに今、宮部みゆきさんの「ICO」読んでます。
「ワンダと巨像」は、ゲームで見たんですが、バトルで曲調が変わるところ、
かっこいい演出だなと思いました。
「ICO」も、ゲーム探してみますかね・・・あくまで、見る専門ですけどね。
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他作品をご覧くださった方、ありがとうございます。
コメント、反響等、励みになっております。
はじめてのかた、どうぞよろしくお願いいたします。
暑さで、ゲーム作りを投げています。
本日は、気まぐれに、夏にぴったりの、ホラー小説をご紹介します。
【その1】 「嗤う伊右衛門(わらういえもん)」京極夏彦著
~走り出した衝動 もう止まらない♪~
古典怪談「四谷怪談(お岩さん)」をモチーフに、大胆な解釈で描き出した、長編ミステリーです。
ツンツンのお岩さん(デレはない)と、不気味なまでに、誠実な伊右衛門の、
まさかの、純愛ラブストーリーです。
物語に入り込んでいると、ラストが、どこか感動的なシーンに思えてしまうことが、
一番のホラーかもしれません。
また、グロ・暴力描写に注意です。
悪役が、非道で外道なこと、この上ないので、
登場人物が、心理的&物理的に、いびられ、いじめられ、しいたげられますので、ご覚悟ください。
だからこそ、不器用な二人の心模様が、いじらしく、美しくうつるのかもしれませんが。
同シリーズ、「復讐奇談安積沼(幽霊小平次)」がモチーフの、「覘き小平次」、
「番町皿屋敷(お菊さん)」がモチーフの、「数えずの井戸」も快作ですが、
不覚にも泣いたのは、この本ですね。
ホラー度は、低いですが、人間のえげつなさ、怖さは、ピカイチです。
【その2】 「鬼談百景」「残穢」小野不由美著
~そいつはホラーだ!わからないのか!~
十二国記シリーズで有名な、作者さんの、ガチホラーです。
「鬼談百景」は、「新耳袋」(木原浩勝、中山市朗著)で確立された、
投稿っぽい現代怪談のスタイルで、短い怪談がつまっています。
「残穢」は、その続編というか、派生した悪夢みたいな感じです。
「鬼談百景」にまつわる、怪現象を、調査・遭遇する、作者のルポ形式なのですが、怖い。
主人公が、怪現象に対して、常に、冷静で懐疑的なので、
グロ描写や、ヒステリックな展開がなく、淡々とつづられていくため、安心です。
どこまでも、剛の者の主人公に、頼りがいさえ感じますが、怖い。
この本は、言うなれば、蓄積型のホラーです。
さながら、的確に撃ち込まれるジャブのように、側面から、じわじわ効いています。
不幸の手紙とか、リングとか、感染系のホラーが苦手な人は、読まないほうがいいかも。
後に、呪われた感じが、残りますから。
ホラー度は、高めです。あわせて読むと、なお怖くてよろしいです。
【口直し】 「ねないこだれだ」(検索ワード)
~ホラーだと思った?残念、コラでした!~
多くの幼児に、トラウマを植え付けた、伝説の絵本「ねないこだれだ」。
絵本そのものの紹介では、ありません。
「ねないこだれだ」で、画像検索してみてください。
ホラーで冷え切ったあなたを、全力のくだらなさが、癒してくれることでしょう。
あと、書籍なら、京極夏彦さんの「旧怪談」(ふるいかいだん)も、ふざけてて、おすすめ。
〇余談〇
・ホラーゲームも、大好きです。ストーリーが、秀逸な作品が多いと思います。
ちなみに、零シリーズが好きで、3作目「刺青の聲 (しせいのこえ)」は、号泣しました。
・ひとそれぞれに、泣き所、ぐっとくるポイントってありますよね。
・これは泣けたという、ホラーものがございましたら、ぜひ教えてください。
・ちなみに今、宮部みゆきさんの「ICO」読んでます。
「ワンダと巨像」は、ゲームで見たんですが、バトルで曲調が変わるところ、
かっこいい演出だなと思いました。
「ICO」も、ゲーム探してみますかね・・・あくまで、見る専門ですけどね。
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