「はじまりの冒険Ⅳ」プレー日記:第10話 勝手に考察
投稿者: 井戸乃博士 投稿日:2020/03/21 19:46
情報屋の所に戻って来たが、 ツヴァイの口は重く、多くを語ろうとしない。 もっと詳しい事情が 聞けると思っていたのだが・・・ |
ちょっと旦那ぁ・・・ そりゃないんじゃないすか? アインとトロワちゃんが 納得しねえと思うけど? |
どうも、まだ話の全容が 見えてこないようだな。 話が進んでいるような、 進んでないような・・・ |
でも博士、ここに来るまでに城や街で 情報収集して、予想外にたくさんの 興味深い情報を入手しました。 一度整理してみてはいかがでしょう? |
おお、なるほど。 では現状で判明している事実を基にして 疑問点や物語の背景について推測してみようか! |
ここからは作者の勝手な考察になります。 攻略情報を全く見ないでプレーしているので、 的外れなことを書いているかもしれません。 先の展開をご存知の方は、 嘲笑しながら読んでいただければ幸いです♪ |
5年前の事件って何なの?
まず物語の核心部分でありながら、 未だに不明な点が多い5年前の事件について 考えてみよう。 |
お城で情報収集していて ちょっと意外に思ったんですが、 事件について知っている関係者が ほとんどいなかったんです。 |
今回アイン達を拘束したのは ゼクスの独断によるものだそうだが、 そのゼクスも事件の真相は全く知らんようだ。 なにしろゼクスは5年前の事件に 直接関与していないからな。 |
今回の件は、ゼクスが 義憤に駆られてというか 真実を知りたいがために感情的になって 動いているようですね。 |
そ・・・それって、 責任のある立場として どうかと思うなぁ・・・ |
アハトがツヴァイを拷問したのも、 事件の真相を聞き出すためですね。 そうなると軍の上層部にいる四剣将でさえ、 深い事情は知らないということでしょうか・・・ |
だが上層部が知らないというのは ちょっと不自然だな。 明らかに隠蔽工作が行われた形跡が 見られるからな。 |
公式の記録では、 5年前に7人の兵士が 事故で死亡したことになっていますが、 遺体は家族に戻らず 密かに埋葬されたと言われています。 |
へぇ~ 確かに大掛かりな陰謀の匂いが ぷんぷんしますな~ |
しかし断片的ではあるが手掛りもある。 これら7人の兵士は ある「極秘任務」に就いていたという 噂があってだな・・・ |
こちらはある人物の日記の抜粋ですが、 アンネリーゼ王女を護衛するために 7人の兵士が選ばれたということが 書いてあります。 「極秘任務」とは、このことを 指しているようですね。 |
経緯を説明すると、 静養のため王女が別邸に行くことになり 世話と護衛のために7人の兵士が同行した。 そして兵士のうち6人が死亡し、 他には王女と執事だけが生き残った・・・ ツヴァイやゼクスの発言とも整合するな。 |
え~と、つまりツヴァイは5年前、 アンネリーゼ王女様を護衛してる最中に 仲間の兵士を殺したかもしれねえわけね。 けど王女様の方は無事だったと。 |
5年前の事件の全体像はそんな感じだな。 だが、ツヴァイはなぜ 仲間に手をかけたのか? そこが今もなお不明なわけだ。 |
読めたぜ! ツヴァイは改造によって人為的に 能力を向上させた強化人間だったのだ! その副作用で自我を失って暴走し、 殺意の波動的な力で仲間を殺した・・・ どうよ? |
どうよじゃないよ・・・ お前はまだそんな 中二病的なことを・・・ |
なに言ってんだよ! この国、平和そうに見せかけて 影で非道な実験とかやってるじゃねぇか! それくらいやっても不思議はねえだろ? |
(非道な実験やってる人)
でもベリアルさん・・・ ツヴァイが暴走したとすると 王女と執事が無事だったのは 不自然じゃないですか? この国にいろいろと問題があるのは 認めますけど・・・ |
ちなみにツヴァイには、 魔法の素質は全くないらしい。 実際、戦闘でも魔法が全然使えないから アハトの実験台にされた可能性は低いと思うぞ。 |
そうなのぉ? じゃ殺意の波動説はなしか・・・ 他に理由があんのかな? |
まあ、もう少し情報を検討してみよう。 先ほどの日記によれば、 5年前に実際に起きたことを知っているのは ツヴァイと王女と執事、 この3人だけということになる。 しかしツヴァイは口を閉ざしたままだ。 となると・・・ |
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アンネリーゼ王女はどう関係しているの?
やっぱ王女様から直接聞くしかないんじゃね? 王女様は5年前の事件のことで 何かおっしゃっていらっしゃらねえの? |
その前にツヴァイと王女の関係について 説明しておこう。 ちょっと脱線してしまうが・・・ |
もともとツヴァイは ジプテルブルク王国の兵士ではなかった。 金次第ではダーティーな仕事もやる 傭兵だったそうだ。 |
あるとき仕事のトラブルで逮捕され、 王国の牢屋に入れられたのだが、 そのときに助けてくれたのが アンネリーゼ王女だったという。 |
えっ・・・どゆこと? |
実は王女には脱走癖がありまして、 よく自室を抜け出して 街に出たり、城内を探索したりしているそうです。 地下牢に行くこともあったそうですよ。 |
あらら~ じゃあもしかして、 地下牢に捕まってるツヴァイを見て 一目ぼれしちゃったとか? 旦那も隅におけねえな~ |
5年前の事件のときも、 ツヴァイが護衛に選ばれたのは 王女たっての希望によるものだったという。 どうも、この二人は思ったより 近しい間柄だったようだな。 |
ふ~ん・・・ それはまた仲のおよろしいことで・・・ で、王女様は5年前の事件のことを どう思ってんだろね? |
王女は一貫してツヴァイを擁護している。 ツヴァイが逃亡した後も 頻繁に城下に出て、 ツヴァイを探しているようだ。 |
あ~やっぱりこの人、 王女様だったんだ。 それにしても、えらいご執心ぶりだね~ |
まあ民衆と積極的に交流している とも言えますけど、 もう少し慎重に行動されたほうが いいような気もしますね・・・ |
王女の発言で一つ気になることがあります。 5年前の事件でツヴァイは 自分を守ったとおっしゃっているんです。 |
まあ、あの時ツヴァイの任務は 王女の護衛だったのだから、 任務を忠実に守ったとも言えるね。 |
でもこの発言を言葉通りに解釈すると、 ツヴァイは、兵士達から王女を守った ということになってしまいます。 それだと、おかしなことになりませんか? 王女を護衛するはずの兵士達が、 王女に刃を向けたということでしょうか・・・ |
うむ、確かにそこは引っ掛かるな。 それに任務が「極秘」だったという点にも 違和感を覚える。 別邸に向かう王女を護衛するのは、 重要な役目ではあると思うが、 極秘にするほどのことだろうか? 護衛とは別の意図があったのかもしれん。 |
なんかやっぱり、 立場が上の人間が絡んでる気がするよな~ 事件を隠蔽して闇に葬っちゃうくらい 権限のある人物っていうと・・・誰だろ? |
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ツヴァイはどうして戻って来たの?
もう一つ気になるのは、ツヴァイが ジプテルブルク王国に戻って来た理由だな。 捕まることがわかっていながら、 なぜ戻って来たのか? |
ちょっと博士ちゃん、何言ってんのよ? 王女様が心配だったんだろ~? 王女様は旦那の恩人だよ? しかも誰かに命を狙われてるとしたら、 見過ごすわけにゃいかねえでしょ~ そんなのここまでの話を聞きゃ、 わかりきったことじゃねえか! ったく、これだからコミュ障は・・・ |
な・・・なんで そこまで言われにゃならんのだ? まあ確かに王女が心配なのはわかるが、 5年前の事件について ちゃんと真相を話すべきではないかな? |
その点についてですが、 仮に誰かが王女を亡き者にしようとしたとすると 何か理由があったはずです。 その理由が、王女の個人的なことに 関係していたとしたらどうでしょう? |
なるほど、ツヴァイは 王女が命を狙われる理由を知ったが、 それが世間の明るみに出ることを 望んではいなかった。 だから口を噤んで逃亡したということか。 |
ただ、その後の5年間、 王女の身に何も起こっていないのは ちょっと不思議ですね。 もう命を狙われるようなことは ないのでしょうか・・・ |
事件の黒幕が、ツヴァイの口から 真相が漏れるのを恐れて なりを潜めているのかもしれん。 王女ももう少し警戒した方が いいとは思うけどね。 |
なんだろね、 ジプテルブルク王国の お家騒動か何かかねぇ? |
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これからどうなるの?
最後に、話の本筋について確認しておこう。 アイン達の旅の目的は、 もちろん覚えているだろうな?! |
やだな~ 覚えてるに決まってんじゃないすか~ 神様の封印を解いて、 魔王をブチ倒すんですよね? |
そう言えば今のところ、 魔王に関連した話題は何も出て来てないですね。 ベリアルさんが目的を忘れてしまっても 無理もないかもしれません。 |
確かに最近のシリーズでは、 ちょっと魔王の影が薄いかもしれん。 だが、これだけは覚えておけ! 魔王は常に目に見える存在とは限らない。 人々が気付かないうちに社会に潜んで 人間達を操り、自滅へと追い込む。 それもまた奴等の手口の一つだ。 決して油断するなよ! |
なるほどな~ そいつはなかなか悪魔的で おもしろいじゃないの♪ |
今回の舞台となっている ジプテルブルク王国は、豊かで美しい国ですが 今までの話の展開から、 その裏にある影の部分も見てきました。 そこに魔王が潜んでいる可能性はありますね。 |
そのとおりだ。 ツヴァイが巻き込まれた王国の騒動と 魔王の存在・・・ 無関係に見えるこの2つの要素が 今後、どこかで1つに つながることがあるかもしれん。 |
以上、物語について考察してみたよ。 これからどういう展開になるか 楽しみだね。 |
本編に戻りますが、 宿屋でひと休みしたら 本来の旅の目的を果たすため、 王家の墓に向かいます。 もしかすると 神の封印を解くことで、王国の話の方にも 何か進展があるかもしれませんね。 |
とりあえず束の間の休息を取り、 明日に控えよう。 それでは、また次回! |
アイン~! てめえ、なにしっぽりやってやがんだコラ! |
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物語に関わる要素を着実に集めていらっしゃる……!
というかだいぶ核心に迫って……げふんげふん
>責任のある立場としてどうかと思う
>もう少し慎重に行動されたほうがいいような気も
まだ若い上に、2人とも個人的感情が絡みまくってるので
仕方ないかもしれません
そしてちゃっかり娘々さんと真夜中にしっぽりしちゃってるんですね(笑)