博士の不毛な研究~その8
投稿者: 井戸乃博士 投稿日:2017/10/31 00:43
どうも。井戸の博士です。 今日もWindowsのクソアップデートが 絶賛進行中ですよ! |
Windows 10の話題はもういいですよ・・・ 今回は何を説明されるんですか? |
今回はRmakeユーザーになじみのあるテーマにしよう。 Rmakeに慣れ親しんだ人であれば、 こちらの画像を見ただけで すぐにピンとくるのではないかな? |
(※画像はmiyakin2さん作『ドードベル』から引用)
あ、わかりました。 Rmakeのデフォルトで用意されている、 お店のスクリプトですね? runShopとsetItemToShopという関数を使うと、 すぐに使用できるのが便利ですよね。 |
まあ、いろいろとクセはあるけど、 スクリプトを数行書くだけで使えるというのは、 ありがたいよねぇ。 自分で作ろうとするとけっこう大変なんだよなぁ・・・ |
わざとらしく遠い目をしないでください。 もしかして、また自作病が出て、 ご自分でお店を作られたんですか? |
ははは、そんな人をマッドサイエンティストみたいに 言うもんじゃないよ、ラヴィ君。 というわけで今回は、 お店のスクリプトの作り方を説明してみよう。 自分でお店を作ってみたいという人は、 参考にしてもらいたいところだが、たぶん参考にならんだろう。 |
1. 通貨を設定する
まずは通貨がないと話にならんので、 変数を使って設定しよう。 わしのゲームでの通貨単位は「DP」なので、 例えば、setVariable("DP", 0)というふうに初期値を設定するんだ。 これをやっておかないと、後で計算ができなくなるから忘れんようにな。 |
DPというのは何の略ですか? めずらしい単位ですが・・・ |
そこはまあ、ゲームをプレーしてからの お楽しみということにしといてくれ。 所持金を増やしたいときは、 setVariable("DP", getVariable("DP")+100) 減らしたいときは、 setVariable("DP", getVariable("DP")-100) という感じでgetVariableを使おう。 これでお金の計算は簡単にできるぞ。 |
2. 買う設定
通貨を設定したらお店を作っていくわけだが、 まずは「買う」方から作っていこう。 「売る」のと比べると作るのは楽だからな。 |
まあ博士は全部がご自分で作っているから、 そう言えるのかもしれませんが・・・ 具体的には、 どのように作っていけばよいのですか? |
要は選択肢メッセージ(speakWithSelect)の応用なのだよ。 各選択肢で商品と値段を表示して、 選んだ商品が持ち物に追加されて、 代わりに所持金が減るように設定すればいい。 慣れるとセリフを変えたり、オプションを設定したり、 いろいろと応用が利くようになる。 |
3. 売る設定
さて・・・次はいよいよ「売る」方の設定だ。 こちらは非常に大変で挫折しやすいところだから、 心して聞いてもらいたい・・・ 最初にアイテムの売値を設定しなきゃならん。 これが面倒なのだよ! |
確かに買う方は、 お店で売っている商品の値段だけを設定しましたが、 売る方は、 お店で売れる可能性のあるアイテム全部の値段を 設定する必要がありますものね。 |
そのとおりだ。厳密に作りたければ、 最初にゲームに登場する全てのアイテムの売値を 決めておかなければならん。 そしてアイテムと売値を設定するときには、 二次元配れ・・・うぐぐ、く、苦しい・・・ |
大丈夫ですか?! しっかりしてください、博士・・・ |
い、いかん・・・ひさしぶりに この言葉を口にしたら、拒絶反応が・・・ と、とにかくアイテムと売値の一覧を設定するには、 二次元配列を使わないといかんのだ! |
アイテムと売値の配列(配列A)を作ったら、 手持ちのアイテムを参照して、 配列Aに含まれるアイテム項目をピックアップして、 新しい配列(配列B)を作る。 この配列Bがお店でプレーヤーが売ることのできる、 アイテムの一覧になるわけだ。 |
まとめると、 アイテムをお店で売るスクリプトを作るためには、 最低でも2つの二次元配列が必要になる、 ということですか? |
正確に言うと3つ以上必要だね。 アイテム欄も実は二次元配列の一種だから。 とにかく多数の項目をリストアップするときは、 二次元配列は必須と言っても過言ではない。 面倒でも避けては通れないのだよ! わしは二次元配列を作るとき、 いつもこちらの掲示板を参照させていただいておる。 本当にいつもお世話になっておりますよ・・・ |
https://rmake.jp/boards/2/topics/398
先人の方々が試行錯誤された過程が、 こうして記録に残っているのはありがたいですね。 なお、博士は全部自分で作ってしまいましたが、 デフォルトのアイテム欄を利用したお店の作り方について、 mochi3kan様がご自分のスクリプトを公開してくださっています。 こちらも、ぜひご参照ください。 |
https://rmake.jp/blog/mochi3kan/8052
おおお! わしの、もやっとした解説よりも、 はるかに具体的かつ詳細でわかりやすーい! 今までのわしの説明は何だったんだ・・・ サンプルまで用意してくださっているので、 お店を作りたい人はぜひ参照してもらいたい! |
さて博士・・・ 今回も、相変わらず進んでいるのか進んでいないのか、 よくわからない説明でしたが、 本当のところは、どこまで進んでいるんですか? |
ううむ・・・まだ完成にはほど遠いのだが、 一応、ある程度区切りはついているんだ。 せっかくだから、暫定的ではあるが 次回にゲームを公開することにしようかな・・・ |
・・・博士、 もう一度おっしゃっていただけますか? |
うむ、次回に一度、ゲームを公開してみようかなって。 このままではいつ完成するかわからんし、 いくらブログで内容をお伝えしても、 公開できなくては絵に描いた餅だからねぇ・・・ って、おいこら、ラヴィ君・・・ なんだ、そのICレコーダーは?! |
今のお言葉、録音させていただきました。 もう言い逃れはできませんからね。 ちゃんと約束は守っていただきますよ・・・ |
ひ、卑怯な・・・! というか、そんなにわしって 信用されてなかったのか・・・ |
それでは皆様、 次回をお楽しみに♪ |
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コメント一覧
お疲れ様です 内容の確認すごく便利ですね
これでもう 悪徳業者にはだまされない! (白目)
これでもう 悪徳業者にはだまされない! (白目)
パラメータ確認が注目を集めておるようですな。 装備の効果を表示するのは長年の夢だったのですが、 実装にはかなり手間がかかりましたよ・・・(遠い目) しかし悪徳業者とは、いい発想ですな! おもしろいキャラができそうです・・・ふふふ・・・ |
博士、何を思いつかれたんですか? アイデアを取り入れるのも大事ではありますが、 ゲーム制作に手間をかけすぎないでくださいね・・・ |
アイテムのパラメータを買う時に確認できるのは便利ですね。
DPがなんなのかめっちゃ気になる……
早く遊んでみたいです!
記事のご紹介ありがとうございます!
実はあれからちまちま改良を続けてまして、
新しいのも早く公開できるようにしたいなあと思ってます。
DPがなんなのかめっちゃ気になる……
早く遊んでみたいです!
記事のご紹介ありがとうございます!
実はあれからちまちま改良を続けてまして、
新しいのも早く公開できるようにしたいなあと思ってます。
かなり作り込まれたゲームになりそうですね。
配列を使ってデータを入力していく作業が
終わりが見えなくて辛いですよね。
思い出すと発作が起きるのも無理ないと思います。
ゲームの公開楽しみにお待ちしております。