スクリプト/ビット演算関数

最終投稿者:Downloadfd8101e6 femulated 2f0 2fscreenshots 2fscreenshot 2016 06 07 08 05 53 mini shainy 更新:2018/10/06 15:18:57

概要


ビット演算関数は数値を10進数ではなく、符号付き32ビット整数を2進表現したものとして扱います。例えば、10進数の10は00000000000000000000000000001010です。ビット演算関数はこのように2進表現にした上で演算を行いますが、標準のArrpの数値を返します。

使用できる関数には次のものがあります。

演算関数記述例説明
ビットAND
bitwiseAND(a, b)
対応するビットがともに1である各ビットについて1を返します。
ビットOR
bitwiseOR(a, b)
対応するビットがどちらかまたはともに1である各ビットについて1を返します。
ビットXOR
bitwiseXOR(a, b)
対応するビットがどちらか一方のみ1である各ビットについて1を返します。
ビットNOT
bitwiseNOT(value)
各ビットを反転します。
左シフト
leftShift(a, b)
2進表現のaをbビット分だけ左にシフトします。
右シフト
rightShift(a, b)
2進表現のaをbビット分だけ右にシフトします。
0埋め右シフト
rightShiftZeroFill(a, b)
2進表現のaをbビット分だけ右にシフトします。

目次


導入方法


ビット演算関数は標準のArrpでは使うことができません。あなたのゲームに導入するには、以下のソースコードをコピーしてあなたのスクリプトに貼り付けてください。複数のシーンやマップで使いたい場合は開始スクリプトで行ってください。また上記の関数の他に_binaryBitwiseNOT,_toBinary,_toInteger,_toUnsignedIntegerの4つを関数名として使用しています。

以下ソースコード。

def _binaryBitwiseNOT(value)
 index=0
 while index<32 do
  value[index]=(!value[index])
  index=index+1
 end
end
def _toBinary(value)
 value=floor(value)
 isMinus=value<0
 if isMinus then
  value=-value
 end
 binary=createArray()
 index=0
 while value>0 do
  binary[index]=((value%2)==1)
  value=floor(value/2)
  index=index+1
 end
 while index<32 do
  binary[index]=false
  index=index+1
 end
 if isMinus then
  _binaryBitwiseNOT(binary)
  index=0
  while index==0||((!binary[index-1])&&index<32) do
   binary[index]=(!binary[index])
   index=index+1
  end
 end
 return binary
end
def _toInteger(value)
 number=0
 index=0
 if value[31] then
  _binaryBitwiseNOT(value)
  while index==0||((!value[index-1])&&index<32) do
   value[index]=(!value[index])
   index=index+1
  end
  base=-1
  index=0
 else
  base=1
 end
 while index<32 do
  if value[index] then
   number=number+base
  end
  base=base*2
  index=index+1
 end
 return number
end
def _toUnsignedInteger(value)
 number=0
 index=0
 base=1
 while index<32 do
  if value[index] then
   number=number+base
  end
  base=base*2
  index=index+1
 end
 return number
end
def bitwiseAND(left,right)
 leftBinary=_toBinary(left)
 rightBinary=_toBinary(right)
 index=0
 while index<32 do
  leftBinary[index]=(leftBinary[index]&&rightBinary[index])
  index=index+1
 end
 return _toInteger(leftBinary)
end
def bitwiseOR(left,right)
 leftBinary=_toBinary(left)
 rightBinary=_toBinary(right)
 index=0
 while index<32 do
  leftBinary[index]=(leftBinary[index]||rightBinary[index])
  index=index+1
 end
 return _toInteger(leftBinary)
end
def bitwiseXOR(left,right)
 leftBinary=_toBinary(left)
 rightBinary=_toBinary(right)
 index=0
 while index<32 do
  leftBinary[index]=(leftBinary[index]||rightBinary[index])&&(!(leftBinary[index]&&rightBinary[index]))
  index=index+1
 end
 return _toInteger(leftBinary)
end
def bitwiseNOT(value)
 binary=_toBinary(value)
 _binaryBitwiseNOT(binary)
 return _toInteger(binary)
end
def leftShift(value,bit)
 binary=_toBinary(value)
 newBinary=createArray()
 index=0
 while index<32 do
  from=index-((32+bit)%32)
  newBinary[index]=(from>=0)&&binary[from]
  index=index+1
 end
 return _toInteger(newBinary)
end
def rightShift(value,bit)
 binary=_toBinary(value)
 newBinary=createArray()
 index=31
 while index>=0 do
  from=index+((32+bit)%32)
  if from<32 then
   newBinary[index]=binary[from]
  else
   newBinary[index]=binary[31]
  end
  index=index-1
 end
 return _toInteger(newBinary)
end
def rightShiftZeroFill(value,bit)
 binary=_toBinary(value)
 newBinary=createArray()
 index=31
 while index>=0 do
  from=index+((32+bit)%32)
  if from<32 then
   newBinary[index]=binary[from]
  else
   newBinary[index]=false#binary[31]
  end
  index=index-1
 end
 return _toUnsignedInteger(newBinary)
end


ビット演算関数


ビットAND(bitwiseAND関数)


ゲームタイプ利用
2DアクションRPGYes
2DRPGYes
ノベルゲームYes

同じ位置のビットを比較してどちらも1の場合だけ1に、それ以外は0にします。
and = bitwiseAND(a, b)

  • 第1引数は演算する整数
  • 第2引数は演算する整数
  • 返り値は第1引数と第2引数のビットAND

11と14のビットANDは10が返ります。
and = bitwiseAND(11, 14)
speak(and) #10

11と14を2進表現にします。各ビットを比較し両方が1の場合は1に、それ以外(1と0、0と0など)の場合は0にします。その結果2進数の1000となり、10進数の10が返ります。
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1011 = 11
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1110 = 14
---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----   --
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1010 = 10


ビットOR(bitwiseOR関数)


ゲームタイプ利用
2DアクションRPGYes
2DRPGYes
ノベルゲームYes

同じ位置のビットを比較してどちらかが1の場合は1に、どちらも0の場合は0にします。
or = bitwiseOR(a, b)

  • 第1引数は演算する整数
  • 第2引数は演算する整数
  • 返り値は第1引数と第2引数のビットOR

10と12のビットORは14が返ります。
or = bitwiseOR(10, 12)
speak(or) #14

10と12を2進表現にします。各ビットを比較しどちらかが1の場合(どちらも1の場合も含む)は1に、どちらも0の場合は0にします。その結果2進数の1110となり、10進数の14が返ります。
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1010 = 10
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1100 = 12
---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----   --
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1110 = 14


ビットXOR(bitwiseXOR関数)


ゲームタイプ利用
2DアクションRPGYes
2DRPGYes
ノベルゲームYes

同じ位置のビットを比較してどちらか一方だけが1の場合は1に、それ以外は0にします。
xor = bitwiseXOR(a, b)

  • 第1引数は演算する整数
  • 第2引数は演算する整数
  • 返り値は第1引数と第2引数のビットXOR

10と12のビットXORは6が返ります。
xor = bitwiseXOR(10, 12)
speak(xor) #6

10と12を2進表現にします。各ビットを比較しどちらか一方だけが1の場合は1に、それ以外は0にします。ビットORとは異なり、1と1の場合は0になります。その結果2進数の110となり、10進数の6が返ります。
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1010 = 10
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1100 = 12
---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----   --
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0110 =  6


ビットNOT(bitwiseNOT関数)


ゲームタイプ利用
2DアクションRPGYes
2DRPGYes
ノベルゲームYes

ビットを反転します。
not = bitwiseNOT(value)

  • 第1引数は演算する整数
  • 返り値は第1引数のビットNOT

10のビットNOTは-11が返ります。
not = bitwiseNOT(10)
speak(not) #-11

10を2進表現にします。各ビットを0の場合は1に、1の場合は0にします。その結果2進数の11111111111111111111111111110101となり、10進数の-11が返ります。
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1010 =  10
---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----   ---
1111 1111 1111 1111 1111 1111 1111 0101 = -11


左シフト(leftShift関数)


ゲームタイプ利用
2DアクションRPGYes
2DRPGYes
ノベルゲームYes

指定したビット分だけ左にシフトします。
leftshift = leftShift(a, b)

  • 第1引数は演算する整数
  • 第2引数はシフトするビット数
  • 返り値は第1引数を第2引数分だけ左にシフトした結果

10を1ビット左にシフトすると20が返ります。
leftshift = leftShift(10, 1)
speak(leftshift) #20

10を2進表現にします。各ビットを1ビット分だけ左へシフトします。左端からはみ出した部分は削除され、シフトしたことによって空いた右端は0で詰められます。その結果2進数の10100となり、10進数の20が返ります。
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1010 = 10
---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----   --
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0001 0100 = 20


右シフト(rightShift関数)


ゲームタイプ利用
2DアクションRPGYes
2DRPGYes
ノベルゲームYes

指定したビット分だけ右にシフトします。
rightshift = rightShift(a, b)

  • 第1引数は演算する整数
  • 第2引数はシフトするビット数
  • 返り値は第1引数を第2引数分だけ右にシフトした結果

10を1ビット右にシフトすると5が返ります。
rightshift = rightShift(10, 1)
speak(rightshift) #5

10を2進表現にします。各ビットを1ビット分だけ右へシフトします。右端からはみ出した部分は削除され、シフトしたことによって空いた左端は、元々の値が1だった場合は1、0だった場合は0が格納されます。その結果2進数の101となり、10進数の5が返ります。
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1010 = 10
---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----   --
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0101 =  5


0埋め右シフト(rightShiftZeroFill関数)


ゲームタイプ利用
2DアクションRPGYes
2DRPGYes
ノベルゲームYes

指定したビット分だけ右にシフトします。
rightshiftzerofill = rightShiftZeroFill(a, b)

  • 第1引数は演算する整数
  • 第2引数はシフトするビット数
  • 返り値は第1引数を第2引数分だけ右にシフトした結果

10を1ビット右にシフトすると5が返ります。
rightshiftzerofill = rightShiftZeroFill(10, 1)
speak(rightshiftzerofill) #5

10を2進表現にします。各ビットを1ビット分だけ右へシフトします。右端からはみ出した部分は削除され、シフトしたことによって空いた左端は、0が格納されます。その結果2進数の101となり、10進数の5が返ります。
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1010 = 10
---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ----   --
0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0101 =  5

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