生温かい風が吹いた

「待ってないでとっとと帰りなさいっ」
オナ先(あだ名の由来は聞かないでね☆)が容赦なく自分のために待機してくれていた人を追い返す

なぜそこまでして…と、理由を求めるほど恐怖が増してくる
そして、教室の中は先生と自分、二人だけになった

気まずい…気まず過ぎる…


「書き終わったか?」
ふと、自分が書いていた学級日誌に目を落とす
日直は昨日だったのだが、オナ先のおっちょこちょいのせいで、今日になって思い出して書かされる羽目になっていた
「…これしか書けませんでした」
改めて自分の脳年齢は絶望的なことを思い知らされる
そもそもこの時のために、ここ数日間は何もかも上の空だったので記憶が飛んでたといっても過言ではない
とりあえず、前の人たちのを参考に、適当に感想的なものを書いておいた

そのとき、廊下に人影が見えた
「…じゃあ、早めに済ませようか、」
元々静かだったはずの教室が静まり返ったような感覚を覚えた


「えーと…、確か電子情報科だったよね」
先生の前の席に着くなり、そう訊かれた
はい、と何とも弱弱しい、いつも以上に情けない自分がいた

「倍率って…確か2くらいだったっけ」
3.2です、と訂正を入れる
「おお、そうだったか…大変だったよね」
同情はもういい、早く終わらせてくれ
そして、楽にさせてください、お願いです、



中学受験に落ちて、あの屈辱からすぐに次の目標が定まった
国立工業高等専門学校…やりたいことができる、それだけを希望に走り続けてきた

ただ、夢だけを見つめ、何度も学年トップを勝ち取った英雄
そんな伝説も、"荒れた青春の波"に打たれ、風化して行った

そしてあの事件のとどめを刺すように訪れたあの日から、家族の不信が爆発し、
しまいにはどこにも居場所をなくしかけていた


最後まで自分は不幸でした

上げて落とされる、の繰り返しで
今まで作り上げてきた素晴らしい友達に必要にされることにさえ絶望を抱き
逃げ場をなくして追いつめられた今

――この場所が終着駅だと思っていた




「確か受験番号…だったよね」
はい、駆け巡る回想の中、上ずった声で答えた
「はい、ではこれをみてください」































というわけで、
受かりましたぁぁあぁぁっぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああぁぁｓぁｓぁｓぁｘくぁｗｑすぇさｗｓｄｗｒＦｒｄｒｃｅｄ

もう、そこからはおお泣きでした><
「有難うございます…有難うございます…」
先生の前で取り乱してしまって恥ずかしかったですwww
自分にも生まれ変われるチャンスが来るなんて夢みたいですっ
「これからはお前の好きなことを好きなように頑張れるんだ」
「これは、自分ががんばった結果なんだ」
って容赦なく泣かせてきてパニック状態に近かったですwwww

入試の日の前の夜は緊張で全然眠れませんでした><
朝っぱらから吐いちゃうっていう絶望的なコンディションでしたが!!!!
その分、いつも以上に必死でやったかいがあって、最初の理科と英語が今まででこんなできたことはないというほどの成績を採ることができましたっ

…ただ、数学がお亡くなりになられたんですけどw
やっぱり数学は落ち着いてやんないとだめですね、でも今思えば定規使用可だったら結構いけた気がしますっ、厳しくてやんなっちゃうw

国語の小説読解で軽く泣いてしまいました><
命の話をされて心にドストライクしてしまったものでw

社会は微妙でした(´・ω・｀)
ケアレスが多かった気がw


何はともあれ、合格です☆
これからは、がんばって自分の信じた道を歩んで行こうかと思いますっ

寮に入る予定なんですが、どうな感じなんですかねw
あんなことやこんなこととかするんですかねっ考えただけでムラムラワクワクしてきますっ
…まぁ、不安がほとんどですがw


一応寮でもネットはつなげるらしいんですが、一年生は9月からで
しかも11時までしかつなげず、成績不振者は止められるという情報が><

あまりここには来れなくなるかもですが、皆さんお元気でっ



ここまで来れたのも、Rmakeに出会って、自分の決心を固められたとともに
ここにいる皆さんに支えて来てもらったおかげですっ

ほんとに有難うございます♪