お久しぶりなmahouです！
ようやく絵本らしきものが完成したので載せます
(文が変で読みにくいかもです(汗))
(自分で完成してからストーリーぶっ飛びすぎだろ、と思ったw)


ある日、遠い空の上からおちてしまった天使がいました。
天使は空へ帰る方法がわからず困っています。


天使なのだから羽で飛んで帰ればいいと思いますが、
空でしか羽は動かないし、地上の人には見えない不思議な羽なのです。
｢はやく帰りたいわ…｣


｢どうしよう…？｣
変える方法を考えながら町を歩いているとよく、声をかけられます。
｢君どこから来たの？｣｢この辺じゃ見かけない顔だね！｣とか…


｢・・・。｣
天使はあまり人と話したくはありません。
理由は、天から落ちた時に頭を強く打って
自分の名前を思い出せなくなってしまってショックを受けているからです。


また、声をかける人がやってきました。
｢こんにちは！…あっ！あなたは天使の方ですね！｣
天使はびっくりして
｢どうしてわかるの？｣
とききました。

｢私は悪魔なので、天使や悪魔にしか見えない羽がみえるからです！｣
｢そうみたいね…。どうして悪魔がここに？｣
｢ここの町をとても気に入っているからです。｣


｢私はここ、いやだわ。だってここの人たちは私の事を
指さして何かこそこそしゃべったり、笑ったりしてくるの。めいわくなの。｣

｢いやいや、町の人は私に対してはそんな事しませんよ。優しく接してくれます！｣
｢どうして…？悪魔なのに？｣


｢ええ、きっと私も人々に優しく接っしているので、私が悪魔でも優しく返してくれるのだと思います。｣
｢人々に優しく…？｣
｢笑顔がまずは大切ですね。｣
｢笑顔なんて無理だわ。一度も笑ったことがないから…。｣


｢では、挨拶から始めましょうか！｣
｢うん…。｣
｢あの人にあいさつをしてみて下さい。｣
｢やってみる。｣


天使は、勇気を出してあいさつしてみました。
｢こ…こんにちは！！｣


｢あっ…。｣
けれど、人は天使のあいさつをむしして通りすぎてしまいました。


｢では、今度は私がやってみますね。よく見ていて下さい。｣
｢わかった。見てる。｣


そして、悪魔が笑顔であいさつをしました。
すると人はあいさつを返してくれたのです。


｢す…すごい…。｣
天使が感心していると、悪魔が、
｢笑顔であいさつすれば、笑顔で返してくれるのです。笑顔は大切なのです！｣
と熱心に説明してくれました。
すると急に悪魔が変な顔をして天使を笑わせようとしています。


｢何やってるの？｣
天使はぜんぜん笑ってくれません。
｢だめですかぁ…。｣
とほうに暮れながら歩いていると…


｢え"ぇっ！？｣
なんと悪魔が落とし穴にはまってしまったのです！


それを見た天使はようやく笑顔になりました。
｢そ…その笑顔であいさつするのです！｣


悪魔に言われた通りにあいさつをしました。
｢こんにちは！｣
すると…
｢こんにちは！…ってあれ？ディジェルちゃん？｣


なんと偶然にもあいさつした人が天使の知り合いだったのです。
やっとディジェルという自分の名前を思い出すことができたのです。
｢よかったですね。｣
と悪魔にほめられて、やっと笑顔の大切さをわかり、
心がけていこうと思ったのでした。


何日かたったある日、天使は町の人々と仲良くなっていました。
それは笑顔のおかげです。そんな天使のために人々は、
天へ帰るためのはしごを作ってくれました。

天使は笑顔で
｢ありがとう｣
と人々にお礼を言ってどんどん上にのぼっていきます。


その様子を悪魔が地上から見ていたのです。
そして、笑顔で
｢今日も良い日ですね。｣
とつぶやいたのでした。
おしまい