王女様がビシッと四剣将を抑えてくれたよ♪
やっぱ君主の素質があるんだね～☆

確かに物腰が板についている。
高飛車な女王様にならなければよいが・・・
それはともかく、これで主要な関係者が揃ったわけだ。
こうなるとやはり・・・

ですよね～
おら、観念して吐けや～

女王に促されて、
さしものツヴァイも重い口を開いた。
ようやくこの時が来たか・・・

ここからツヴァイの回想になります。
５年前、王女を護衛する任務に就いた、
というところから話が始まります。

その点は我々も既に把握している。
問題はその後、何が起こったかだな。

な、何ぃ～っ？！

申し訳ありませんが、
物語の核心に触れる部分なので
ここで取り上げるのは控えさせていただきます。
ぜひご自分の目で確かめてみてください。

まあ仕方がないか。
だが今まで疑問に感じていたことには
だいたい答えが示されたようだな。
結果としては王女の言うとおりだったわけだ。
ツヴァイの行動にも、
弁護の余地があるのではないかと思う。

ただ、完全に正当化できない部分も
あるような気がします。
「あの人物」はまだしも６人全員を
殺めてしまったのは行き過ぎでは・・・

おそらく元犯罪者ということで、
不信感があったのではないかな。
王女に目をかけられているという
やっかみもあったかもしれん。
まあそれを言ったら、
「あの人物」はどうなんだ？
という意見もあるだろうけど。

けど、これって王家にとっては
一大事じゃないすか～
もっと警戒しねえとだめだよな～
王女様、外で遊んでる場合じゃないよ？

確かにこの王国は
どこか平和ボケしているというか、
危機感がないというか、
脇が甘いところがある気はするな・・・

しっかしツヴァイのアニキは、
意外と友情に厚いんだね～
俺はてっきり、
王女様一筋かと思ってたんだけどな～

王女はツヴァイにとっては恩人ですが、
その想いに応えるのは難しそうです。
自分がいない方が王女のためだと思って
姿を消したのかもしれません。

とりあえず５年前の事件については
真相がわかって、みんな納得したようだ。
次は王女がここに来た理由の説明だね。

王女は、先ほどアイン達が出会った風の女神に
呼ばれて、ここまで来たんでしたね。
アイン達が風の女神の所まで、
王女と四剣将を案内することになりました。

・・・今思ったんだが、
風の女神は王女を呼んだことを
なぜアイン達に教えてくれなかったんだろう？
王女が来るまでアイン達に待機してもらえば、
四剣将と戦わずに済んだかも・・・ザシュ！

博士・・・
そんなささいなことを
気にしている場合ではありませんよ。
世の中には知らなくていいことも
ありますから・・・ね？

ま～大人の事情ってやつだね。
とにかく先に行こうぜ☆

風の女神の話によると、
王女達ジプテルブルク王家の人々は
風の女神に仕える「神徒」の末裔だそうです。
長い年月が経つうちに
神徒としての役割が忘れられて、
民を統治する役割だけが受け継がれたようです。

あの、質問なんすけど、
昔から女神さまはボクっ娘だったんですか～？

やかましいよ。
ちなみに今アイン達がいる場所は、
かつて風の女神を祀る祭壇だったらしい。

アイン達が風の女神を解放したことにより、
王女も神徒としての役割に目覚めました。
だから女神は王女を呼んだのですね。

だが王女はまだ若くて未熟だ。
もっと人間的に成長して
王家の者としての責務を果たせるようになったら
神徒として迎え入れるという。
このへんは我々にも異論はないね。

異論ないぜ～
立派な王女様になってくださいよ～☆

最後に再び警告です。
「魔の者」が神徒に目覚めた王女を
狙っているそうです。

初めて敵の名前が出て来たね～
四剣将もしっかり王女様を守れよ～

これで風の女神の話は終わった。
王女と四剣将は結果報告のため城に戻り、
ツヴァイは国王の前で、
事件の真相について話すことになった。

もう拘束されたりすることはありません。
王女達は先に城に戻りました。

じゃあ回復と記録を済ませて、
ジプテルブルクの城に向かおう。