スノウプリズムのレビュー
投稿者: 井戸乃博士 投稿日:2013/12/28 00:12 【レビュー】
皆様、こんばんは。 今回は冬も深まる時期にぴったりのゲーム、 アイネ・レグルスさんの「スノウプリズム」を紹介させていただきます。 |
本作はアイネ殿のオリキャラ、レイク・アレリアが主人公の プリズムシリーズの第4作目だね。 レイクさんは雪の中でも半ズボンでいられるのがすごいね。 わしなど見てのとおりこたつから一歩も出られんよ。 |
何をやっているんですか・・・ とりあえず、こたつから出て来てください。 失礼ですから・・・(ずるずる) |
あいたた、引っ張んないで・・・ ろ、老人を虐待するのか・・・ わしを何だと思ってるんだ、まったく・・・ |
皆様、失礼いたしました。 それでは、気を取り直してレビューを続けさせていただきます。 |
概要
プリズムシリーズは毎回ゲームのジャンルが違うのが特徴ですが、今回は2DRPGです。 このシリーズには珍しく、最初から戦うべき敵が明らかにされています。 ラスボスを目指して、廃墟のダンジョンを進んでいきましょう。 |
システム面がシンプルで入って行きやすいゲームだね。 店やレベルアップなどは無く、ダンジョンの仕掛けを解いて 先へ進むことがメインになっている。 オーナメントという隠しアイテムがあって全部集めると展開が変わるという、 ちょっとしたやり込み要素があるぞ。 |
見どころ
アイネ殿のゲームは演出面の評価が特に高い。 本作も演出のためにいろいろな工夫が見られる。 遊んでいて飽きないし、ゲームを作る側にとっても非常に参考になるんだ。 |
参考になる演出とは、例えばどんなものがありますか? |
例えば、上の画像の右上を見てみたまえ。 現在いる場所の名前が表示されているだろう? こういう、ちょっとした演出があるだけでもゲームに深みが出て来るのだよ。 他にも・・・ |
ダンジョンの仕掛けを作動させると、こんな風に場面が切り替わって どこに変化があったか教えてくれるんだ。 非常に親切だろう? こうした気配りが大事なのですよ。おわかりかな? |
博士の口から、気配りなどという言葉が出るとは思いませんでした・・・ でも、確かにユーザーのことを考えてゲームを作っているのがわかりますね。 |
他にも、イベントで雪を降らせたり、イラストを使ったりと、 アイネ殿ならではの多様な演出が使われている。 見ていて飽きないし、 ゲームのイベントを作る上でも発見があるはずだ。 |
バランス面
人気作品だけあって評価点も多いんだけど、 ここを改善したらもっと良くなるのでは?という意見も少し言わせてもらおうかな。 アイネ殿はご自分のゲームのクリア数が少ないことを、 よく気にしておられるようだから・・・ 言い方が厳しくなっていたら、ご容赦くださいませ。 |
確かに、この作品のクリア数も高いとは言えないように思います。 ゲームとしての難易度が高いのでしょうか・・・ |
プレイしていて気付いた点をいくつか挙げてみよう。 ・まず、回復アイテムが少ない。 HPを回復させる魔法があるものの、MPを回復するアイテムは1つしか無い。 ・1回だけ、HPとMPが全快する場面があるけど、 その場面で回復するというのが予測できないので唐突に感じる。 ・レベルアップが無く、装備もほとんど変化しないので、 プレーヤーキャラの能力が最初から最後まで変わらない。 キャラが成長しないので戦闘を単調に感じてしまう。 ・最後にセーブできる場所からラスボスまでの道のりが長い。 ダンジョンが広く仕掛けも多くあって、骨が折れる。 全体のバランスは、それほど悪いわけではないんだけど、 それはあくまで内容がある程度わかっている人の話で ひととおりプレイしてみないとわからないことが多いから、 初めてプレイする人には、かなり厳しいバランスになっているかもしれない。 特に後半になるほど、ダンジョンを探索したり、試行錯誤したりする余裕が無いんだよね。 せっかく隠しアイテムがあるのに、探す余裕が無いと言うのは なんだか、もったいない気がする。 |
RPGは、プレーヤーの能力と敵の能力のバランスを常に考えないといけませんものね。 ストーリーが長くなるほど、バランス配分を細かく考える必要がありますから・・・ 難しいですね。 |
まとめ
というわけで改善点についても言わせてもらったけど、 全体としては完成度が高く、魅力的なゲームだね。 興味のある方は上に書いたことなどに注意して、ぜひプレイしてみていただきたい。 プレイする価値のあるゲームだと思いますぞ。 |
最後までプレイされるとわかりますが、 12月の雰囲気にふさわしいゲームです。 ぜひ、隠しアイテムのオーナメントを全部集めてみてください♪ |
コメントする
コメントするには、ログインする必要があります。
ちなみに…
(キャラの答えはシャウラ・グレーズでした)←ネタバレ