マップ・シーンをクリップしてみよう2(ノベルゲーム編)
      投稿者:
 井戸乃博士
     投稿日:2013/11/09 00:29
        【レビュー】
    
       
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      井戸の博士の助手ラヴィアンです。 前回にひきつづき、簸川葵さんのマップ・シーン素材を レビューしていきたいと思います。 よろしくお願いします。  | 
  
       
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      はい、どうも。 えーと、母から受け継いだ肉好きの戦車こと、 井戸の博士です。 ・・・これ毎回やるのか?  | 
  
       
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      どうぞ、お好きなように。 今回はノベルゲームのシーン素材を中心に見ていきます。 簸川さんはノベルゲームでも、ジャンルにとらわれない 多彩なゲームを制作してこられました。 そして・・・いいですか博士、 制作されたゲームのスクリプトのほとんどすべてを素材として 公開されているんです!  | 
  
       
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      ・・・・・・・・・・ほう!  | 
  
       
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      反応が今一つですね。 ・・・もしかして、あまり実感が湧きませんか?  | 
  
       
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      いやあ、すいませんね。 ノベルゲームは作るのが難しそうで・・・ ほら、文章力やシナリオの構成力に加えて、 スクリプトを最初から組み立てなきゃいけないだろう? わしのような初心者にはどうも敷居が高いんだよね・・・  | 
  
       
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      そんな方のために、 簸川さんが、とても役に立つツールを作られています! まずは、こちらを紹介しましょう。  | 
  
日本語ノベルえでぃた
《概要》
→シーン素材(開始スクリプト)
→拡張素材1
→拡張素材2
→使用マニュアル
↓サンプルゲーム
→サンプルゲームのスクリプト
《使い方》
       
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      最初に使い方を説明しましょう。 ノベルゲームにはマップがありませんので、使うのはシーン素材だけですが、 やり方は、前回の2DRPG/2DアクションRPG素材とほぼ同じです。  | 
  
1. こちらのシーン素材に書いているスクリプトを
ゲームの開始スクリプトを開いて、コピーペーストしてください。
2. このツールを使用するにあたり、専用の素材を使用します。
こちらとこちらの素材をクリップし、
ゲームエディタで「リソースエディタ」を選んで「クリップから追加」で専用素材を追加します。
下の図にある2つの素材を追加できれば、準備完了です。
 
↓
       
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      すると、あら不思議♪ スクリプトを日本語で簡単に入力することができるようになります。 具体的にどのようなことができるか、 簸川さんの用意したサンプルゲームで少しだけ見てみましょう。  | 
  
       
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      これが基本画面です。 背景に注目してください。  | 
  
       
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      このようにモザイク処理したり・・・  | 
  
       
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      特殊効果を使って背景を切り替えたりできます。 (画面は「ブラインド」という特殊効果です)  | 
  
       
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      ほほう・・・このようなことができるのか・・・ でも、そんなに簡単にできるのかね? どうも信じ難い・・・  | 
  
       
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      簸川さんが、このサンプルゲームのスクリプトも全部、 公開してくださっています。 今、お見せした処理はこのようになっています。  | 
  
 
       
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      ええー!これだけでできるのかね?! ほとんど、1行か2行じゃないか・・・ しかも、日本語で書いているから、何をしているのか一目で分かるな・・・ ・・・これ、普通にスクリプト作ったら、どれだけ手間がかかるんだ・・・?  | 
  
       
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      そうやって、考えてみることで スクリプトの勉強にもなりますね。 日本語スクリプトの使い方は、こちらの使用マニュアルにすべて載っています。 参照しながら、使いこなしてみてください。  | 
  
→使用マニュアル
《使用例》
       
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      今までに「日本語ノベルえでぃた」を使って実際に作品を制作された方が、 何人もいらっしゃいます。 いくつか紹介しますので、参考になさってみてください。  | 
  
アイネ・レグルスさん作 「暗幻魔界-プロローグ-」
       
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      アイネ・レグルスさんが、ご自身のイラストを使用して書かれた小説です。 登場人物の表情がとても豊かに描かれています。 また、人物に応じてメッセージウィンドゥの色を変えるなど、 いろいろな工夫が見られます。  | 
  
       
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      この人の作品は、演出面が特に優れているよな。 ストーリーを作る上で参考になりそうだ。  | 
  
surakeiさん作 「ちみっと冒険日記」
       
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      こちらも自作の絵を使った、紙芝居風の作品です。 ウィンドゥのデザインまで自作のものを使われています。 絵が綺麗で楽しくて何度見ても飽きない良作です。  | 
  
       
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      いやいやいやいや、良作なんてものじゃないぞ、これは。 絵の美麗さといい、よくできた演出といい、 市販のゲームと比べても何ら遜色が無いくらいだ。 これほどクオリティの高い作品があるとは恐れ入ったよ・・・  | 
  
《補助ツール》
       
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      「日本語ノベルえでぃた」には、 表現の幅をさらに広げる補助ツールがあります。 その1つが「スクリーンキーボード」です。 このツールを使うと、ある場面で画面上にキーボードを表示させ、 キーをクリックすることで文字を入力することができます。  | 
  
スクリーンキーボード
《概要》
→シーン素材
→使用マニュアル
↓サンプルゲーム
《使い方》
こちらのスクリプトをコピペします。
先ほどと違う点として、こちらは開始スクリプトではなく、
ゲームシーンの中でスクリーンキーボードを表示させたい場面にコピペします。
       
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      スクリーンキーボードで最大20文字まで文字を入力することができます。 平仮名、片仮名、アルファベット(大文字・小文字)、ローマ数字 さらにギリシャ文字や一部の記号・漢字まで使うことができますよ♪ なお、このツールは「日本語ノベルえでぃた」を使わない場合でも、 単独で使用することができます。 詳しい使用方法はマニュアルを参照してください。  | 
  
→使用マニュアル
 
       
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      RPGの名前入力画面を思い出すな・・・ 脱出ゲームでパスワードを入力したり、 クイズで問題に答えたりするのにも使えそうだ。  | 
  
       
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      もう1つ補助ツールをご紹介します。 なんとノベルゲームで本が作れるという背景素材です。  | 
  
背景_本
《概要》
→素材1(ページ)
→素材2(表紙)
↓サンプルゲーム(4コマにいみゃん)
→サンプルゲームのスクリプト
《使い方》
こちらとこちらの素材をクリップして、
先ほどの「日本語ノベルえでぃた」の拡張素材と同じように、リソースエディタから追加してください。
スクリプトを理解していれば「日本語ノベルえでぃた」以外でも利用できますが、
「日本語ノベルえでぃた」を使っていれば、簡単に使いこなせます。
サンプルゲームのスクリプトを参考にするといいでしょう。
       
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      こんな風に、ゲームを使って本が作れるんです。 内容は、作り手が自由に決められます。 にいみゃん、かわいいですねv(←猫好き)  | 
  
       
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      Rmakeで電子書籍が作れるとは・・・ 漫画やイラストを描く人にとって、良い表現の場になる。 夢が広がるよな。  | 
  
《使用例》
       
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      このツールを使用して本を作られた方もいらっしゃいます。 それが、こちらです。  | 
  
トルドランさん作 「うろ覚えことわざ辞典」
       
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      トルドランさんは、広い引き出しを利用して、 なんと辞書を作ってしまいました。 レイアウトがよくできていますよね。 勉強に役立つかもしれませんよ?  | 
  
       
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      おお、これは役に立つ・・・のかな? とにかくトルドランさんの自由な発想が、 最大限に生かされているのは確かだ。 実に興味深い。  | 
  
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      いかがですか、博士? 簸川さんの提供される素材のおかげで、 ノベルゲームは、とても作りやすくなっているんですよ。 博士が抱いていたイメージも変わったのではありませんか?  | 
  
       
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      そうだな。 スクリプトの壁が取り払われて、 作り手が表現したいことを自由に表現できる環境が整えられていると感じた。 わしも、何だか明るい未来が見えてきたようだ。  | 
  
       
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      それは良かったです♪ では、その情熱が冷めないうちに、 今度はノベル以外のゲームが作れる素材を紹介していくことにしましょう。  | 
  
       
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      えっ、なにそれ?なにそれ?どういうこと? ・・・正直に言うと、今のでお腹一杯なんだけど?  | 
  
       
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      だめです。レビューはまだまだ続きますよ。 すみませんが、長くなりましたので今回はここまでとさせていただきます。 次回にご期待ください♪  | 
  
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紹介記事ありがとうございます
ひとつひとつ順をおって
解説されているのが
非常にわかりやすいですね
また、他の方々の実際の作品も
紹介されているところが
特に良いなと思いました