車内から、鼻歌が漏れ聞こえる訳

投稿者:User icon mini sfdgewdfe 投稿日:2017/08/09 14:36

あああ・・・やれやれ・・・

我が家に泊まることが決まったその日から、ずっとずっと気になっていた、
おっちゃん軍団台風が去っていった。
漬物石どころではない、メガトン級の重い物体が、アタマにどかんと載っていた。
やっと、終わった。
この喜び、すっきり感、しあわせ満載感。

おっちゃん軍団は、意外にも、わたしよりも、けっこう年下だった。
思わぬ年下の男性諸君ではあるが、わたしが、年がいっているため、
少々年下であろうが、すでに、おっちゃんである。

彼らを接待しようなんていう気は、最初からない。
彼らは、舌も肥えているし、目も高いし、あらゆる高級なものをよく知っている。
手を変え品を変え、いろんなところへの接待も、されなれている。
高品質な快適サービスも受けなれている。
頑張って接待しても、絶対に、満足していただけるような、
わたしのホスピタリティ能力は、高くないのは、わかりきっている。
ただただ、一泊していただく木賃宿のごとく、それに徹することにした。
そもそも、遠方からの参加のせいで、翌朝、ゴルフに出発するのが早いため、前泊するだけなのだ。
それに便乗して、前泊する必要のないM氏まで参加。

しかし、はるばる遠方からやって来る。
お土産も、あれこれ持ってきてくださる。

まあ、いいのだ、わたしは、わたしの流儀で。
無理をしないのが、わたし流。
わたしは、彼らが来る、1時間半前に、外出先からデパ地下経由で帰宅した。
それから、猛スピードで準備スタート。
布団を敷いて、歯ブラシ・歯磨きセット、バスタオルを用意。
あとは、知らん。


・・・美味しいお酒の会となった。

宴会がお開きになるや否や、客人は、布団に大の字になって横になり、即、大いびきガーガー。
とてもリラックスしていただいたようで、まあ、あれでよかったように思う。

はじめは、お酒だけでいい、とのことだったのだが、
「夕食は食べないで、お伺いします」
そう、話が追加された。
え、えらいことだ。
でも、彼らは、酔っ払い軍団なので、お酒が美味しければそれでいいのだ。
前日にインターネットで、宅配のお寿司を発注し、あとは、適当。

「お、こりゃ、うまい!!」
と、客の一人であるM氏の、大きな声。
その食品は、デパ地下で、買った生春巻きだった。
「奥さん、これ、作られたんですか?」

「わたしが指示して、作らせました」
わたしが苦し紛れにそう言うと
M氏は、すかさず、
「オリンピックも監督の采配で勝敗が決まりますからね。やはり、監督は要(かなめ)ですよ」
と誉めてくれた。
お互い、苦しい中にも礼儀あり。

いちばん人気は、M氏ご持参の(夫からの指示で九州でM氏が買ってきた)辛子レンコン。
ああ、よかった。

どうにかこうにか、翌朝、夫の号令で、やたら早くから、皆、元気に出て行った。

案ずるより産むが易し。

その後、お昼、わたしは、お彼岸の墓参りに行く車中、
こころは、晴れ晴れ、鼻歌気分だった。

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