Rmakeのご利用ありがとうございます！
Rmake運営のあかさたです。

メリークリスマス！
ということで、Rmakeの機能拡張を行いました。

• スクリプトに高速モードを追加しました
• スクリプト関数に平方根を計算する関数を追加しました
• スクリプト関数にイベントや主人公キャラクタを変更する関数を追加しました
• マップエディタでイベントを選択すると操作用のメニューを表示するようにしました
• サイト表示を若干高速化しました

スクリプトの高速モードについて

現在のRmakeではPC間の性能差によってゲームの処理が影響を
受けにくいようにするために、1秒間（厳密には1フレーム間）に
計算する量に一定の制限を付けています。スクリプトの高速モードを
有効にすると、処理能力が最大10倍程度向上します。ただし、PCの
性能が低いとその性能を発揮できない場合もあります。

高速モードはゲームの基本情報の編集から行えます。

スクリプト関数の改善について

スクリプト関数の改善については、以下の関数リファレンスを
参照してください。

• sqrt関数（平方根）
• setEventCharacter関数（イベントや主人公キャラクタを変更）

サイト表示の高速化について

Rmakeのサーバはアメリカに配置してあるので、日本からアクセスすると
距離の問題からファイル一つあたり50msec程度の遅延が発生することが
あります。

そこで、画像ファイル等を日本のサーバに移し、この遅延が減るように
工夫してみました。多少は高速化されるかと思います。

補足：スクリプトの高速化について

以下のゲームにて速度比較を行うことができます。

• スクリプト実行速度計測ノーマルモード - 【ノベルゲーム】
• スクリプト実行速度計測高速モード - 【ノベルゲーム】

従来のノーマルモードと、今日追加された高速モードを2つの
PCで比較してみました。この2つのPCの間には、計算能力では
2倍から4倍位の差があります。

■ 6年前のPC（低性能PC）

CPU: Pentium4 2.8GHz
Mem: 3GB

・ ノーマルモード
画像あり：6328ミリ秒
画像なし：6344ミリ秒

・高速モード
画像あり：1422
画像無し：797

■ 2年前のPC（中・高性能PC）

CPU: Core2 Duo E6850 3.0GHz
Mem: 3GB

・ ノーマルモード
画像あり：6333
画像なし：6333

・高速モード
画像あり：631
画像なし：594

Rmake側でPCの計算能力を使い切らないよう調整しているので、
ノーマルモードでは差が出ていませんが、高速モードでは
低性能PCと高性能PCの間で差が出ていることがわかります。

高速モードは高速ですが、PC間での差が出やすいため、
扱いにはやや注意が必要です。また、スクリプトの速度は
向上していますが、画像等の描画性能が向上しているわけでは
無いので、全体の性能が10倍向上するわけではありません。

この辺を踏まえて、大いに活用していただければと思います！