紫色に染まった月に住むアンドロイド達の世界:「銀色の月」レビュー
投稿者: @akasata 投稿日:2013/08/30 17:19 【レビュー】
人類の汚染によって紫色に染まった月に住むアンドロイド「ラビ」のお話。
ラビは元の美しい銀色の月を取り戻すために、毎日ごみ掃除をしています。
うさぎ529さん作曲の「星の海」の幻想的な曲に合わせて、おそらく永遠に続いていくであろうアンドロイドたちの営みの一コマを切り取った珠玉の短編。
「人間の手を離れたロボット」、「人間によって汚染されてしまった美しいはずの世界(月)」、「殺伐としているはずなのにどこか温かみを感じるアンドロイド達の営み」。
この作品はほぼ単一の出来事で完結する短編でありながら、あるいはそれゆえに、この世界やアンドロイド達の先を知りたいと思わせる絶好のデモンストレーションにもなっています。
もちろん、単品でも古き良きSFのフレーバーの詰まった丁寧な作品なので、プレーしていない方には、ぜひともお勧めします。
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レビュー機能が出来たんだと知った矢先、akasataさんに書いて頂けるなんて、光栄です!
読みながら、嬉しいやら恥ずかしいやら、にやにやしてしまいました。
作り手としては、プラスの評価マイナスの評価どちらであっても、作ったものにこうした詳細なレスポンスが返ってくると言う事は、モチベーションにつながると思います。
書いて頂けた嬉しさをもとに、レビュー機能のさらなる普及に、私もこれからお返ししていきたいと思います。
ありがとうございました!
レビューは書くのも読むのも楽しいですね。
他の人の作品を評論することで、自身の創作の助けにもなると思います。
情熱コメント推進委員会と合わせて、作品へのコメントが活発にやり取りできるようになるといいなと思っています。
tomatoさんのレビューも楽しみにしています!