前回にひきつづき、
演劇「ロレンスとジュリア」の紹介です。
今回は第２部から観ていきましょう。

平民の娘ジュリアは、
貴族の青年ロレンスと交際していましたが
偶然出会ったアレンという男に心惹かれます。
３人はこれからどうなるのでしょう？

そうだな・・・
この手の話によくある展開としては、

シナリオ１：
ジュリアはアレンと真の愛に目覚める。
ロレンスは彼女の気持ちを知り、潔く身を引く。
ジュリアはアレンと結ばれる。
→みんなで歌って踊って大団円

シナリオ２：
ジュリアはアレンが付き合ううちに
実はろくでもない奴であることを悟り、
誠実で裕福なロレンスを選ぶ。
→大団円

シナリオ３：
ジュリアはアレンに弄ばれて捨てられる。
ロレンスとよりを戻そうとするが
冷たく拒絶され、孤独な死を迎える。
→BAD END

こんなところかな。
さて、どれだろうな？

てめーも勝手な話を作るんじゃねーよ・・・

まあそれはさておき、
ジュリアはロレンスと会いながらも
アレンのこともあって、
なんとなく歯切れが悪そうです。

１ヶ月ってちょっと長くないすかぁ？
遠距離恋愛じゃないんだから、
ロレンスの旦那もちょっと
怪しいと思わなきゃだめでしょ～

お前、本当に嬉しそうだな・・・

その一方でジュリアは、
アレンとも出会いを重ねていました。

というか会う気満々じゃないか・・・
これはロレンスさん、脈無いんじゃ・・・？

なにげにアレンも盗賊なんだね～
なんの疑いも持たずに
付き合ってるのかしら、この子・・・

確かに、少しは警戒してもよさそうだが・・・
裏社会の人間に惹かれる気質なのかな？
それともやっぱり天然？

ロレンスのほうは相変わらず、
ジュリアを一途に想い続けています。
どうやら、指輪を作らせて
ジュリアにプロポーズするつもりのようです。

ううむ・・・
これはどうなるだろう？
ジュリアは受け入れるだろうか？

俺がアレンだったら、ジュリアを唆して
ロレンスと結婚させるけどなぁ～
そうすりゃジュリアを思いのままに操って
ロレンスから金と地位を巻き上げられるっしょ？

こ・・・この悪魔め・・・！

そんな展開にはなりませんよ。
ロレンスのプロポーズに対する、
ジュリアの答えは拒絶でした。

ああ・・・それを言ってしまうか・・・

後の展開を見ると、このジュリアの言葉には
二重の意味があったように思えます。
それを考えるとなおさら
拒絶するしかなかったでしょうね。

ここまできっぱり言われたら、
そりゃ傷付くよね～
デリカシーないわ～

まったくだ・・・
こんなにあっさり捨てられるとは
最初から金目当てだったのか！
なんて奴だ！
の、呪ってやる・・・！

博士、闇落ちしないでください・・・

けどよ、まさか
これで終わりじゃねえよな？

そうです。
この後、ある出来事が起こります・・・

うわ・・・
そう来たか・・・！

ほほぉ～！
なかなか攻めてる展開じゃないの・・・

この出来事を境に、
ジュリアはロレンスの前から姿を消します。
ここで第２部は終わりです。

いやぁ、いきなり急展開だね。
これからどうなってしまうのだろう？

核心に触れる部分は、
ぜひご自分の目で確かめていただきたいので
第３部はほんのさわりの部分だけ
紹介させていただきますね。

第３部では、第２部の終わりから
５年が経過しています。
ロレンスはジュリアへの想いを
断ち切れていません。

５年？そういえば
あの事件が起きたのも、５年前・・・

そんなある日、
ジュリアらしき女性を見つけたという
情報がロレンスに届きます。

ほう、５年経っても
未だにジュリアを追い続けているのか。
おそらく婚約者との結婚も断ったのだろう。
なんという純情な青年だろう。

・・・

というわけで、
ロレンスはさっそく
ジュリアがいるという村に向かいます。

ちょっと、ラヴィ君？
なんなの、今の沈黙は？

そこでロレンスが見たものは・・・
というところで紹介は終わりです。
続きは劇場でご覧ください♪

どうなるかと思ったけど
最後はわりときれいにまとまってるね～

これで全部見終えたぞ。
情報屋とは関係なかったけど
なかなか有意義だった！

そうねぇ～
俺的には、もっと泥沼の
血で血を洗う展開でも良かったけどね♪

まあこの作品は、深読みすると
けっこうドロドロしたお話なんですけどね・・・
ところで本作は、
あのアンネリーゼ王女が
お気に入りの作品だってご存知でしたか？

はぇ？
王女様が？

どうも現在の王女の心境と
通じるところがあるらしい。
登場人物に自分を
重ね合わせているのかもしれんな。

え、でも王女様が
感情移入できる登場人物って言ったら、
ジュリアしかいないじゃん？
身分が違いすぎじゃね？

甘いな・・・
王女の地位にあるとはいえ、
まだ遊びたい年頃・・・
平民の立場に憧れても不思議はあるまい？

え？ちょっと待って？
王女様がジュリアの立場だとすると・・・
アレンの立場になるのは
もしかして・・・！

そう・・・
意外なところで
本編とつながっているのだ。
本編の物語の背景として、
この劇を考察してみると
おもしろいかもしれん。

そうそう、第３部まで観たら
１階にいる支配人風の人に話しかけてみよう。
称号がもらえるぞ。

へ～
このゲームにも称号があんのか？

言い忘れていたが、
称号は他にもいくつかある。
探してみよう！