こまでがペラで、どっからがペラペラで、どの辺まで行くとペラペ～ラなのかってのがあたしにもよくわかんないんだけどね」
とのミカリンのリアクションは意味不明だった。

　でも、卒業したんでしょう？　大学、アメリカで」
まあ、そう言うこと」
へえ・・・、そっれてやっぱ凄いことだよ」

　よく言うよ！
　アンタ、今スッチーなんだって？　そっちの方が百億倍ビックリなんだけど。
　って正直、全く向いてなさそうだよね？」
と以前のミカリンらしくいきなりそうストレートに悪態をつく。

　ねえ、それってどういう意味？」
とヒカルはすねたようにそうミカリンに訊き返す。

　だって、アンタ・・・、チョー人見知りだったじゃん？
　客商売だけはないと思ってた」
と断言するミカリン。

　それからふたりは以前みたいに、
金曜だし、昼からビールにするか？！」
と言って盛り上がり、あの頃と同じふたり水入らずって感じの宴会モードに突入して行くのだった。

　なんか懐かしいよね！？」
とミカリンは前より酒に弱くなったのか？　ビール２缶でもう顔を赤らめ、気持ち良さそうに目を細めながらそう言った。